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消化器分野のEUS-FNA vs EUS-FNB

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EUS-FNAの問題 FNAの標本のonsiteでの評価はyieldを改善し、riskを減らすが全ての施設で可能な訳ではないため、必然的に診断能に限界がある。 組織のarchitectureを保存できない (FNBではできる)。GISTやlymphomaでは特に欠点となる。 免疫染色や遺伝子解析…

EUS-guided celiac plexus neurolysis/celiac ganglia neurolysis(腹腔神経叢/節ブロック)

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・膵癌では75-80%に初診時から疼痛 ・緩和医療でも40%が強い疼痛 ・1996年にWiersemaらにより最初に報告 ・腹腔神経叢はTh12-L1からL2にかけて存在し、多くの神経節・束を含む。周囲にエタノールなどを注入し、腹部内臓を支配する神経を遮断し腹部内臓由来の…

膵嚢胞疾患に対するEUS-FNA

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日本で膵嚢胞に対してFNAが施行されることは一般的には推奨されていない(播種の報告があったため)が、国際的には一般的な手技である。嚢胞液の分析もそうであるし、最近ではFNA針からの生検も普及して一般的となっている。一言で播種といっても自然破裂によ…

消化器分野の超音波内視鏡

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体位 ・通常は左側臥位。先端に振動子が装着されているので先端の硬性部がやや長く咽頭~喉頭を通過する際に通常の消化器内視鏡よりも強めのup angleが必要。 偶発症 穿孔(0.019% 十二指腸球部から下行脚に進める際に多い。) FNAでは0.289%(出血・腹膜炎) …